長命草のふるさと 与那国島へ行きました 第10回

10回くらいで書こうと思ってた与那国旅行記。
もう10回めがきてしまった・・・脱線しすぎてしょうか?まだ2日目です[emoji:e-259]
杉本氏の作る自然な長命草は何故最上級ランクなのか?
その秘密を書きます。
順番に書いていきますね。
1・長命草ってなぜ体にいいの?
bandicam 2013-02-21 14-42-05-118
よく体にいいとされている青汁と比べたデータです。
明日葉、ケールという今まで青汁界のTOP2と比べて基本的な栄養素が高い

bandicam 2013-02-21 14-41-55-721
さらに成人病予防のポリフェノール配合量が有名なヨモギやゴーヤの倍以上!
「ポリフェノールというのは1つの成分ではなくいろいろな成分の総称です」
長命草では
クロロゲン酸(抗酸化、糖尿病予防、発がん性物質の生成予防)ルチン(脳梗塞予防や血管強化、体温上昇による免疫強化)が主なポリフェノールです。
酸化と免疫低下は現代社会で最も脅威とされていますので、注目度も高いんです。
まあこのへんはみなさんご存知ですよね。
2・何故与那国の長命草がいいの?
与那国島は日本の一番西の小さい小さい島です。
沖縄から飛行機で1時間以上かかる時点でかなり遠い事がお分かりいただけると思います。
bandicam 2013-02-04 14-20-01-507
小さな島故に谷になってる部分がほぼありません。住宅もそんなにないので海からの風はそのまま逆方向に吹いていきます。
実際石垣島にいるときにはそれほど感じなかった顔のベトベト(海水の塩がつくらしいです)が与那国では感じました。
また杉本氏の畑は結構高い場所にあるので風通しが抜群です。
DSC_2288.jpg
岸壁
こういう大きな岩みたいな島なので自然の影響、特に潮風をたくさん受けます。
そして日本では耳慣れない雨季の存在。
そして最西端であり、かなり南に位置しているだけあって気温が高く、雨の降らない日の紫外線がかなり強い。
そういう負の要素が沖縄の中でも一番強い長命草へと鍛え上げ、より強い生命力を持った、固体に変化していき、生き残ったものは高い栄養価をもつようになります。
DSC_2301.jpg
ここも岸壁
DSC_2272.jpg
杉本氏の畑
*ちょっとおもしろい話で、杉本氏は農薬を使わないので、代わりに海水をぶっかけてまわりの雑草を駆除してい ました。
潮風をもろに受けるのに、断崖絶壁でをつけるような植物は長命草の他にはあまりありません。
(コケみたいなのは沢山います)
ほとんどの雑草はおもいっきり海水をかけると一発で枯れます。
しかしながら雑草も何年もすると鍛えられた種へと変異しているのがいて、最近ではたまに海水をかけてもグングン育つのが出てきたそうです。強い生命が生まれた瞬間ですね。
無農薬にこだわる生産者としては手での草むしりが増えてまた大変になりましたとさ[emoji:e-260]
3・何故杉本氏の長命草がいいの?(2番が特に重要)
与那国島でも何軒かの長命草生産工場があります。
そのなかで杉本農場の長命草が全滅した時に、何故いろいろな農家のものを集めて販売を継続しなかったか?
その答えは同じところで取れたものでも収穫方法と加工工程でまったく別物になってしまうからだそうです。
★①★洗浄手法と回数が違います
まず無農薬という事は当然虫が食べます
杉本氏は虫は遠慮せず一番うまいのから食べるから、食べられているのは栄養が一番高い証拠だといいます
(この話は私自身が食物に対して深く考えるきっかけになりました。)
しかも塩水をかけるわ潮風が強いわで結構洗わないと塩分など取りたくない余分な成分も口に入れないといけなくなります。
そして天気や湿度によって長命草の株の状況はコロコロかわります。
だから杉本工場では毎日の状態に合わせて回数をかけ、何度も手法を変えて洗浄をします。
その調整方法を毎回変えるというのが腕の見せ所だそうです。
(香川県の名産うどんの打ち方みたいなもんですかね?)
★②★乾燥方法が違います。
杉本氏は他の農家では実現できない乾燥手法を使っています。これは他の農家では入れない部分を入れるためにどうしても必要な技術だそうで、杉本氏以外はこれができないそうです。
この部位を入れることで、杉本農場のものは食物繊維が非常に高くなり、デドックス効果(代謝)がかなり他のものと変わってくるそうです。
実際手間がかかりまくっていました。[emoji:e-257][emoji:e-257]
DSC_2267.jpg
(初公開)できたての長命草チップ
食物繊維のために特定の部位を入れてしまうと、他の乾燥方法ではすぐに空気の水分を吸い上げて数日でカビるらしいです。
杉本農場のものはパリっパリです。
★③★収穫方法が違います
まず機械をまったく使いません。私も挑戦しましたが鎌で狩ります。
なぜかというと、一番栄養価の高い部分だけを使うからです。機械じゃこれは見分けられませんよね。
実際鎌で狩っている写真も撮ってもらいました。
店内に置いてますので是非見にきてください。[emoji:e-257]
こういったようなこだわりの理由で杉本農場のものは最高級長命草とよばれているんです。
与那国内で売られてる長命草の加工物のほとんどが杉本農場産というのを見ると、地元の人に一番認められてる生産者が杉本氏ということなんでしょうかねー。(あくまでも私見です)
こういうこだわりをもった人が作った商品ですので私達も自信を持ってオススメできています。[emoji:e-257][emoji:e-257][emoji:e-241]
続く

コメント

タイトルとURLをコピーしました